DIGAWELディガウェル

BRAND COMMENTARY

DIGAWEL(ディガウェル)というブランドが登場したのは、2006年のことで西村浩平さんが立ち上げた、メンズファッションブランドです。西村浩平さんは、大学を卒業したのち、雑貨屋にて企画や販売の仕事をしていましたが、2006年に独立し、目黒にてDIGAWELを立ち上げ、2010年には2店舗目を立ち上げています。基本的には、メンズのブランドですが、最近はレディースの世界にも足を踏み入れています。独自の哲学に基づくテーマを掲げているのが毒色です。
このブランドの基本コンセプトは、「人の気持ちをいかにデザインに結びつけるか｣です。企画の段階から、デザイン・流通・販売の一連の流れを西村浩平さんがプロデュースしています。西村浩平さんの基本思想は「個人のアイデンティティを洋服で表現するなんて間違っていると思う」ということで、複雑なことを考えずに、シンプルに服作りを楽しんでいるようです。
DIGAWELのデザインの特徴は、ゆとりあるシルエットであることと、リラックスした抜け感を感じさせる作品が多いことです。一見平凡に見えますが、微妙なシルエットが採用されたデザインになっていることも特色です。毎年、シーズンごとに独自の哲学により、ユニークなテーマが設定され、洋服の可能性を最大限に引き出しています。シンプルでナチュラルながら、ちょっとひねりのきいた、遊び心あるデザインがDIGAWELの特色で、多くの人の支持を得ています。