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HERMES|エルメス

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フランスのファッションブランドのエルメスは、日本でも広く知られている世界的な名前です。
1873年に設立された老舗中の老舗で、元々は馬具工房にルーツがあります。
当時は馬車が移動の主流でしたが、自動車の発展と普及によって、主力の馬具から方針転換しています。
馬具で培ってきた皮革加工の技術を活かし、カバンや財布といった革製品の提供を始めました。
エルメスのアイテムを確認すると分かりますが、ロゴにデュックとタイガーという、馬具工房を思わせる意匠が確認できます。
ちなみにデュックは四輪の馬車のことで、タイガーは従者をそれぞれ表します。
ロゴに主人と思われるシルエットはありませんが、それはお客が馬車を御する主人との意味が込められているからです。
エルメスという世界的なブランドの元になった馬具工房は、あのナポレオンやロシア皇帝を顧客に抱えていた名工房です。
方針転換して最初に手掛けたのはバッグで、今でもオータクロアやオタクロワと呼ばれています。
1920年代に入ると腕時計を提供するようになり、更に服飾や装身具に香水と、ファッションブランドらしい事業拡大を始めました。
1980年代~90年代のエルメスは買収のラッシュで、発注先の企業を次々に手中に収めることとなります。
ただ、買収は闇雲に行われたわけではなく、あくまでも職人の技術向上や維持を目的にしたものです。
これは他のファッションブランドグループと大きく異なる点で、必ずしも利益の優先ではないといえます。
その証拠に、買収された企業はいずれも規模が小さく、会社そのものよりも人材を求めた結果だと考えることができます。
エルメスを代表するアイテムはやはりバッグで、数あるコレクションの中でも、ケリーやバーキンが揺るぎない人気を誇ります。
中古でも数十万円は下りませんし、新品なら100万円以上も珍しくない高級品です。
デザイン性の高さだけでなく、厳選された素材や色合いも絶妙ですし、何より職人が手作業で作り上げた仕上がりの良さが格別です。
バッグなので実用性が考えられていますが、エルメスほどのブランドとなると、所有するだけでもかなりの喜びや満足感が得られます。
しかも高い資産価値を保ちますから、多少古くなっても高く手放せる魅力があります。
日本では1960年代に輸入販売が始まり、その後知名度が高まり広く認知されて今に至ります。
女性向けのアイテムが中心のイメージですが、実は男性向けのアイテムも少なくなく、女性ほどではないものの根強い支持を集めています。

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